あごクイ
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    殿は朝、ニンゲンを起こしに来る。
    自分の朝ごはんのために。

    以前は私のみぞおちめがけてドーン!とベッドに飛び込んできたのだが、最近はネコ博士の側から飛び上がってくる。

    おかげで、朝から心臓が止まりそうになる恐れはなくなった(今のところ)。
    それでも、のっしのっしという擬音、またはゴジラのテーマソングがピッタリの足取りで私の無防備な腹の上を歩き回る。

    そして掛け布団のヘリまで来て、ピタリと立ち止まる。
    きっとニンゲンの寝顔をじーっと見ているのだろう。「起きろ」と念を込めながら。

    しかしこちらも負けない。目覚ましのアラームが鳴るまでは起きるものか。
    膀胱さえ踏まれなければ大丈夫なはず。

    それでも猫様は常に一枚上手だ。

    そーっと左手を伸ばして私の頬を軽くポンポンと叩く。
    もうすっかりお目覚めで冷たくて、ちょっと汗で湿っている柔らかい肉球がピタリと頬に当たる。

    んー、負けそう。

    その様子を敏感に察した殿は、一瞬手を引っ込めて体勢を整えてもう一度手を伸ばす。

    ピッタリと頤に入る。
    きゃー、なにこれ、あごクイじゃないかー!殿、こんなすごい技をどこで覚えてきたんだ?!

    ということで、その日もアラーム前に起きたのだった。
    ニンゲンの負け。
    カテゴリ:ネコ猫ねこ | 03:17 | comments(0) | - | - |
    今回は残念ながら…
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      日本滞在中、猫成分が少なくて禁断症状に陥るのではないかと心配したが、親戚友人、そして猫カフェのおかげでそれほどでもなく過ごすことができた。

      たくさんの猫様達にお会いしたが、残念ながら片思いで終わった猫様がたもいた。

      これは猫カフェにいた白黒長毛種くん。
      一見さんには冷たいのだそうだ。うーん、通うか?!いや、無理。

      他にもやはり長毛種のオス猫さまのご機嫌を損ねてしまった。
      今回は残念ながら雄の長毛種とは相性が悪かったようだ。
      たぶん、アレだ、長毛種、好きなんだよね、自分の中では珍しいし。
      だからちょっと前のめりになり過ぎて、シャッター閉められるんだろう。
      さすが猫様、よく感じていらっしゃる。


      もう一つ、残念なことが。
      猫カフェでは荷物をしまうロッカーがあるのだが、そこにダウンのコートも突っ込んでいた。
      外のニオイがするのだろうか、興味を持つ猫もいる。この後、ふと目を離した隙に猫たちがコートを引っぱりだし、中の一匹がオシッコをしてくれた。

      お店のスタッフが恐縮してすぐに特別なスプレーをかけて拭いてくれて、大丈夫な感じがしたが、ロンドンに帰ってコートをしまったら、部屋中にニオイが充満したので、一番効くというバイオの粉洗剤  で洗った。本当に魔法のようにニオイが消えた。

      そんなこともあった猫カフェだが、こうやって 膝に乗ってしばらくくつろいでくれた猫様もいるので、いいとする。殿、これやって〜!
      カテゴリ:ネコ猫ねこ | 01:27 | comments(0) | - | - |
      猫といえば
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        ネットでは猫好きを大々的に標榜しているが、諸般の事情で現実世界ではそれほど大きな声で言わないようにしている。

        それでも、じわじわと、まるで猫の毛が猫のいない遠くの場所で見つかるように、猫好きだという情報は思いがけないところにまで広がっていた。

        日本で「猫好き注意」というステッカーがあったので、ネコ博士のお土産にしたけどネットではこういうの  もあるのね。

        2年前、友人が引っ越した家の庭に前の住人が餌をやっていた野良ちゃんが現れた。彼女はネコアレルギーの上、犬を飼っている。すぐにSOSが届き、その野良ちゃんをボランティアをしているシェルターに引き渡すお手伝いをした。

        「お構いなく。今日はただ猫とだけ話す日だから」トート  そういう日を作るべきかな。
         
        お世話になっている美容師さんの飼っていた猫ちゃんが年末に長寿を全うした。彼女から「火葬にしたいのだけど、姫ちゃんの時はどうしましたか?」と連絡が来たので、こちらもすぐにお手伝いして、その日のうちに手続き完了したので、来週にも灰になって帰ってくるという話。


        猫といえば、で思い出してくれるなんて、嬉しい。
        猫好き冥利に尽きるとは、このこと。これからも猫の立場から、人の困ったを助けたい。
        カテゴリ:ネコ猫ねこ | 19:44 | comments(0) | - | - |
        イメージと違う
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          殿と狩りごっこをして遊んでいた時のこと。
          まぁこんな感じのもので

          私の投げた獲物が椅子の下をくぐって行った時、なんとなく、完全な先入観なのだけど殿は獲物の軌跡を追って走っていくだろうと考えていた。

          しかし、彼は「ねこまっしぐら」ではなかった。

          そのままの姿勢で走るにはちょっと障害物となる家具を飛び越えずに、
          さくっと進路を変えて、しかもスピードの落ちる「獲物」を先回りして捕まえる。

          最初は正直「なんで素直に軌跡を追いかけないんだろう?」と残念に思ったが
          何度か見ていて殿の(猫の)賢さを理解した。

          猫、すごいな!

          というか人間の作るCMは変えたほうがいい。

          猫は「直線距離」ではなくてもその高い身体能力と効率的な動きによって
          最小限の努力で最大限の効果を得ている。

          殿、見習わせてもらいます!
          カテゴリ:ネコ猫ねこ | 07:03 | comments(0) | - | - |
          まさかのお気に入り
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            殿はあまり遊ばない性質だと思っていたのだけど、どうやらそれは私の大いなる勘違いであり、怠慢だったことがわかり、とても反省している。

            確かに私は猫じゃらしのセンスはない。
            それは先日書いた通り。


            ブラックフライデーセール本日まで。会場はココから↓↓


            しかし、それもまたある意味、間違いだった。


            ある日、とある事情で指人形  を買った。

            そのうちの一つがポロリと床に落ちた。手が離せなかったので、ほんの2分ほどそのままにしていたところ、殿が見つけて、いきなりボール遊びの要領で遊び始めた。

            ボール遊びは殿の数少ない、比較的よく楽しむ遊びである。
            ボールやピンポン玉  を床に無造作に置いておくと、部屋の隅に「ゴール」している。

            指人形は頭の部分が丸いのだが、指の部分が長く、ボールとは違う動きをする。
            予想外の動きをする指人形に殿はくぎ付け。猫らしく飽きっぽい殿にしては、かなり長い時間楽しんでいた。

            ピントが合わないほど素早く動く  おっと、行き過ぎた。

            ピンポン玉サイズのラグビーボール  があったら、殿のいい運動の友になるのではないだろうか?
            カテゴリ:ネコ猫ねこ | 06:58 | comments(0) | - | - |
            雨の日のすれ違い
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              ある雨の日に道を歩いていたら猫がいた。
              雨の日に外に出てゆうゆうと歩いている猫、珍しいなと思って話しかけようと近付いたら、猫の方が先に声をかけてきた。

              「寒いね」とか「降るよね」とか、そんなニュアンスの「にゃあ」だったので
              「ですよね」と相槌を打ったら、

              満足したのか、忙しいのか、「こいつ、猫語わかってない」と呆れられたのか
              まるで人間同士のご近所さんのようにさらりとすれ違った。

              英語ぐらい猫の言葉がわかるといいんだけどなぁ…
              カテゴリ:ネコ猫ねこ | 03:27 | comments(0) | - | - |
              今度日本に行ったら忘れずに買ってくるもの
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                愛猫家だけど、クリスマスや記念日などに特別なものをあげないようにしている。
                「自分へのご褒美」と同じようなもので、その特別なものがものすごく気に入った場合、次の機会を待ち望むだろう。待ち望むだけでもかわいそうなのに、猫が本気になったらできないことはないと思っているので、本気にさせた場合、痛い目に遭うのはニンゲンの方。

                だから、イギリスで手に入りにくい猫おやつはなるべく買わないようにしている。
                それでも殿はまだいい。なぜなら非常に保守的で、新しいものはただ「新しい」という理由だけで手を出さないから。食べ物しかり、おもちゃしかり。

                日本の従妹(愛猫家)が教えてくれたおやつ 「ちゅーるもいいけど、これもいいんだよ〜」というので、まぁ、きっと殿は警戒するだろうと思いつつ、準備してくれていたのでありがたくいただいた。

                案の定、殿は見向きもせず。
                もったいないので、義両親の猫に持って行ったところ、この偏食が激しいワガちゃんのハートを鷲掴み。
                普段の食事も某メーカーのとあるブランドの魚バージョンしか食べないという、筋金入りの偏食家だというのに、日本のおやつなら鶏肉もOK

                義両親の家に行くたびに、一つか二つ持って行っていたら、ワガちゃんはしっかり私のことを「美味しいものをくれる人」と記憶してくれたようで、もうすっかり在庫がなくなった今でも、私が猫のおやつ風のものを持っていると駆け寄ってくる。
                それをいいことに、害虫駆除の投薬をしたりしている。ちょっと嫌がっているが、美味しいものには抗えないようだ。

                というわけで、今度日本に行ったら殿ではなく、ワガちゃんのためにこれを買い、殿にはこのペースト状おやつを買ってくるつもり。
                これも気になっている  けど「配慮」ってなに?
                カテゴリ:ネコ猫ねこ | 04:02 | comments(0) | - | - |
                アレルギー家族
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                  殿はよく目やにが出る子だ。
                  最初に気が付いたのは、まだ預かりボランティアをしていたころ。
                  姫に怒られてシャーとやられたようで鼻筋にひっかかれた傷があったから、きっと目もかすったのだろう、と思っていた。

                  相談したが、目やにはティーバッグで拭きながら、様子を見るように言われた。
                  悪化もせず、そのうち目やにも出なくなったので、一件落着だと思っていた。

                  次に起こったのがいつ頃なのか覚えていないが、鼻の傷がすっかり治ったにもかかわらず、また目やにが出始めた。

                  殿の毎朝のルーティンの中に、ティーバッグで目を拭くというのが加わった。
                  本人はあまり好きではなさそうだが、それをしないとご飯にならないのでしぶしぶ受け入れてくれている。こういうところ、とてもありがたい。
                  絶対にさせてくれない子もいると聞いているので。

                  その目元掃除、夏の間はあまり頻繁にしなかった。

                  ティーバッグを準備して、膝に飛び乗った殿の顔を見るときれいなお顔
                  という日が続いたので、もしかして、ティーバッグは卒業かとほくそ笑んだが
                  ここ半月ほど、また酷くなった。

                  目やにだけではなく、涙の分泌も過剰で目頭から涙があふれて筋になっている。


                  実は私もここ2週間ほど、風邪もひいていないのに鼻水がでるので、ポケットにティッシュを常備しているのだ。
                  そういえば、一か月ほど前だと思うが、5-6回連続の、明らかにアレルギー的なくしゃみを殿も私もしていたのだった。
                  ネコ博士は春先からずっと抗アレルギー剤を服用している。

                  どうやら我が家はアレルギー一家のようだ。仲良しだねぇ…
                  カテゴリ:ネコ猫ねこ | 07:48 | comments(0) | - | - |
                  自動ネコおもちゃ
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                    あまり上手に殿を遊ばせてあげられないので、腕を上げるまでの間、殿に自動で動くネコおもちゃを買おうかどうしようか考えている。

                    ちょっとモーター音が気になるけど、これは楽しんでもらえるような気がする。 

                    またはこれ  モーター音はしないけど、遊び方を習得するのにどのくらい時間がかかるのだろう?それに猫パンチを繰り出したい殿には押さえなければ標的が消えるというのはかえってストレスにならないだろうか?と過保護なことを考えたりする。

                    こういうレーザーは  目に当たるアクシデントが怖いので、できれば避けたいし、さすがに水に手を突っ込む  ほど好奇心旺盛ではないと思う。

                    ご意見や体験談、お待ちしています。
                    カテゴリ:ネコ猫ねこ | 02:15 | comments(0) | - | - |
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                      Bootsで買い物をしていたら、見覚えのある箱に目を奪われた。
                      白と緑で小さいが、しっかりとした作り。私が知っているのよりも小さく、その人は片手で抱えていた。

                      すぐには何の箱だったか思い出せなかったが、
                      そんなことはたいして気にせず目当ての売り場に向かった。

                      清算を終えて出口に向かった時、またその人とすれ違った。
                      今度はその箱に書いてある言葉が見えた。

                      「Gone from our sight, but never our memories.
                      Gone from our tough, but never our hearts.
                      (目には見えないけど、思い出は消えない。
                      目には見えないけど、心からは消えない。)」


                      あぁ、あれか。
                      動物の遺灰が入っている箱だ。姫も同じ箱で帰ってきた。

                      思わず、その人に駆け寄って抱きしめてあげたい衝動にかられたがその時の心理状態を思い出すと、そんなことをされたら人前だろうが、店の中であろうが、大人としてありえない勢いで泣いてしまうのは間違いない。

                      その人は泣かないために、どれだけの努力をしているのか、
                      そうやってギリギリのところでとどまっているのに、
                      余計なことをしてはいけない。

                      と、その場を離れた。

                      しかし実はそれだけではない。

                      あれから1年以上も経っているというのに、
                      今でも涙なしでは思い出せないし、

                      その人に肩を貸しながら、姫のことを話さずにいられない
                      余裕のない自分がいることに気が付いたから。


                      姫、愛しているよ。
                      カテゴリ:ネコ猫ねこ | 05:06 | comments(0) | - | - |
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