偏食殿
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    殿は好き嫌いが多い。
    まず、食べたことのないものは嫌い。いわゆる食わず嫌いだ。
    食わず嫌いはよくない、まずは一度偏見を捨てて食べてみてから好き嫌いを、という私のポリシーは当然、愛猫にも適用される。その辺は容赦ない。

    一方、彼が好むように最善の手を尽くす。じっくり湯煎にかけて温め、ゼリーや脂を溶かしたり、ソースや肉をまんべんなく温める。電子レンジを使ってもいいのだが、私が使わない理由は二つある。一つは我が家の台所が独立していて猫が入れないため、少しでも猫の興味を引くようなことはしないようにしているから。もう一つは電子レンジは温めムラができるし、すぐに必要以上に温まってしまうから。猫舌というほど猫は熱いものが苦手。その点、湯煎はそう簡単に食べられないほど熱くはならないし、湯煎はながら仕事なので待ち時間に含まれない。

    湯煎にかけたウェットフードをお皿に空けてほぐしている時の殿の動きで今日のご飯を彼がどう思っているかが何となく想像がつく。

    匂いにつられてお皿までやってくるのは、大好物のサイン。


    お皿までは来なくても私の方を見上げて、時に立ち上がり手を出してミャオミャオ鳴くのも、合格。

    ただし、匂いを嗅いだ瞬間、彼にとってのオヤツまたは前菜である猫草に戻るというのは「それ、嫌い」の意思表示。
    嫌いとは言っても、カリカリの後に食べに来たりするので、諦めるのはまだ早い。
    最近はプイとどこかに行ってしまっても、カリカリを4−5粒入れておくと戻って来て完食することが増えたので、その手を使うこともある。

    そうやって、何度か食べているうちに「知っている味」になり、その後は食わず嫌いをしなくなる。それでも大好き!にはならないのだから、不思議だ。
    カテゴリ:ネコ猫ねこ | 02:19 | comments(0) | - | - |
    猫レスキュー大作戦
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      八月のある日、友人からメールがあった。
      彼女は愛犬家で、猫アレルギー。しかし、犬と一緒に引っ越した家の庭には先住民…猫が住み着いていたのだった。

      彼女の前の借主家族は朝晩エサをやってほぼペット同然に扱っていたが、今度の家はペット禁止なので連れて行けないと置いて行ったのだった。ひどいな!(怒)

      引っ越し初日に目が合った瞬間、アレルギーがあるにもかかわらず、その猫のあまりのかわいらしさに情が移ってしまった彼女。
      仕方なく、その猫の餌やり係を引き継ぎつつ、動物のチャリティーに引き取ってもらえないかと電話していた。
      あいにくどこの団体もいっぱいでウェイティングリストに載せてもいいが、早くて年内が可能かどうかだという。
      そんなに長く抗アレルギー薬を飲みながら猫の世話はできない、と愛猫家の私に連絡があったのだ。

      友好関係の広い彼女に愛猫家を代表して選ばれた嬉しさと、ちょうど仕事が静かな時期だったという幸運に恵まれたので、お手伝いができた。

      まず近所に迷い猫を探している人がいないか確認。
      いなければ猫を獣医に連れて行って、マイクロチップの有無、年齢、目や耳、歯などに明らかな異常がないかどうか確認し、害虫駆除の薬を打ってもらう。避妊手術もしなければならない。

      最初に連れて行った獣医では2−3週間待てば無料で手術できたが、彼女は急いでいたので、有料だがすぐに手術をしてくれる病院に予約を取った。

      同時に私も、彼女が連絡をしていなかった保護猫を譲渡するチャリティー団体にあたってみた。
      どこもしょっぱい返事だったが、写真を見せたら、猫のあまりのかわいらしさにある団体が動いてくれた。
      やっぱり見た目って大事なんだなぁ。

      手術をする前に問題が起こった。麻酔をするので前日の晩から猫に絶食させなければいけないのだ。
      猫は外猫、彼女はアレルギー、家には犬。うちは彼女の家からも獣医からも遠く、一人っ子をエンジョイしている完全室内飼いの殿がいる。

      そこで手術前後、獣医で「入院」することに。幸いにも退院する日に保護猫のチャリティー団体に連れて行く手はずが整った。ここまで一週間。

      とてもスムーズにいったのだが、それは彼女が私たちができない部分にお金を払ってカバーすることにやぶさかでなかったのが一番の勝因だと思う。私だったら、まず無料手術を受けるために2−3週間待つだろう。

      その他にも獣医への往復、チャリティー団体への移動はタクシーを使って猫のストレスを軽減したし、私へのお茶やオヤツの配慮もしてくれた。時間と手間がかけられなければ、お金を出す、という非常にシンプルな社会のルールを目の当たりにした。

      今ごろあのかわいい猫にゃんは手術の傷も塞がり、本来の魅力を存分に生かした写真を撮ってもらって、新しい家族を心待ちにしていることだろう。

      Good luck!お幸せに!
      カテゴリ:ネコ猫ねこ | 02:03 | comments(0) | - | - |
      思い込みも大切
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        先日、友達に殿が知育玩具でおやつを食べる様子を披露したところ、喝采の嵐が起きた。

        その話をネコ博士にしたら、親バカ炸裂で、動画撮影した。バカだね〜(苦笑)
        しかし、それをネコ博士の実家のPCで再生したところ、暑さでボーっとなっていた義両親も目を見開き、顔を見合わせて「Wonderful!」「Clever!」と大絶賛。

        そうか、殿、頭いいのか、と調子に乗り、猫仲間にもその話をして動画を見せようと思ったが、私の携帯には入っていなかったので、別な時に撮ったハイタッチと歯磨きの画像を見せたら、これまた「クレバー!」。

        今までは姫の方がきちんと意思を伝えてきていて、その要求が道理だったので、てっきり姫が利口で、殿が食欲だけの子だと思っていたが、よく褒められている。
        確かに見方を変えると殿だって食べるためとはいえ、ずいぶんいろいろと考えて、学習しているのだから、頭がいいということになるのか。

        犬に比べて猫は自分のやりたい事を自分の気が向いた時しかしないから知能の測りようがなく、研究などでは犬に後れをとっていたが、猫だって、きっとウサギや鳥だって個体や種別によって速さやできることに違いはあっても学習はできると思う。

        大切なことは、相手が人間でも動物でも頭のいい悪いにかかわらず、「できる」と信じる事なんじゃないかと思う。

        実際、姫は教えもしないのに殿のハイタッチを見て、オヤツを食べたい時は自らハイタッチをするようになったのだから。
        あー、やっぱり姫は頭いいわ。
        カテゴリ:ネコ猫ねこ | 04:57 | comments(0) | - | - |
        Welcome to my bed!
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          寒くなったから?
          家にいない時間が多かったから?

          殿が久しぶりにベッドに登ってきた。

          それだけではなく、私の足首に寄り添って寝てくれた。


          なんと、繊細なネコ博士でさえも気がつかないうちにそっと近付いて丸まって、私の足首に寄りかかるなんて…


          猫ってどれだけ慎重なの?
          かわいい(はーと)
          カテゴリ:ネコ猫ねこ | 02:26 | comments(0) | - | - |
          フィーバー!!
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            食いしん坊で甘えん坊の殿は私が家にいる時はストーカーと化す。下僕としては単純に嬉しい。

            ある日、カリカリが入った小瓶をぶちまけてしまった。

            殿にとっては空からご飯が降ってきた!フィーバー!
            空からパンが降ってきたってエピソード、聖書にあったよね?

            それはともかく。


            私との熾烈な争いが繰り広げられた。


            見えるものから拾う私。
            匂うものから拾う殿。


            かなり拾ったつもりだったけど、思いがけない所に落ちていた粒を拾っていたので、殿の勝ちだな。
            カテゴリ:ネコ猫ねこ | 07:08 | comments(0) | - | - |
            猫も伸びる
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              猫は丸い。ながくてもせいぜい楕円形程度だ。

              が、最近の殿は長い。暑さのため、伸び伸びでのびている。
              背中やお腹をさらして、その毛皮の下まで空気を入れるために。

              ちょっと暑すぎるよね。

              それでも時々日向で寝そべって日光浴をしている。
              ニンゲンは日焼けしたくない一念で、一瞬たりとも日向にいる時間はすくなくしたいというのに。

              風の通る日陰はともかく、日向だと、たぶん、冷房を入れている日本のご家庭より、3度ぐらい暑い我が家。

              完全室内飼いの猫には配慮が必要だと、改めて思う。
              忙しいけど、忙しさにかまけて愛情を惜しまないように今日も心する。
              カテゴリ:ネコ猫ねこ | 04:56 | comments(0) | - | - |
              熱波去って猫来(きた)る
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                日本になったかと思ったようなロンドンのおそるべし暑い日々が一時中断した。
                谷崎潤一郎が「猫の暑い日は土用の三日間だけ」と書いたが、それはたぶん、本当なのだろう。
                殿の居場所はバスルームの冷たいタイルの上からじゅうたんやクッションになった。

                午前中の彼の熟睡タイムには人間のベッドの上に置いた、猫用ベッドに入り、丸くなる。
                この別な意味のダブルベッド、別名ベッドオンベッドはニンゲンにも嬉しい。
                猫を口実に昼寝が、少なくとも横になることができる。まぁ、十中八九寝るけど。
                それだけでなく、自分の体力を回復しながら猫ベッドにいる殿を撫でるというHPポイントの急速アップができるのだ。ありがたい。

                寝ている猫にとってもニンゲンがバタバタしたり、大きな物音を立てるよりも、隣で静かにしていてくれた方が安眠できるに違いない。かわいいのが、時々、目を覚まして、顔をこちらに向けてくること。そして鼻を鼻にコツンと当てて信頼関係を強める。

                またはソファに座っている私を追いかけて飛び乗り、ゴロゴロいいながら足の上を歩き回って、隣に丸くなる。


                暑い時はお互いに距離をとっていたので忘れていたが、そうだ、こういうコミュニケーションをしていたのだ。幸せ。

                愛猫家というだけで暑い夏は嫌いと公言してもいいような気がする。
                カテゴリ:ネコ猫ねこ | 06:05 | comments(0) | - | - |
                猫と雷と英語
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                  7月のイギリスは猛暑だった。そんな中、日本から来た甥のために人間用のテーブルや猫の爪研ぎなどを動かしてちょっとした模様替えをしたり、いつもとは私の行動パターンが違ったり、違う人がいたりと、猫にとっては環境の変化が激しい時期だった。
                  そんなストレスだらけの時期、殿は本当によく頑張ってくれた。

                  ある夕方、夕立のような雷雨が来た。雨よりも雷の方が激しい夕立。
                  遠いが、かなり大きい音がした。
                  殿を探しに行くと、椅子の下で驚いたように目を丸くして立ちすくんでいた。

                  普段は日本語で話しかけることが多いが、甥の勉強のためにも殿に英語で話しかけた。

                  「大丈夫、心配しなくていいよ。でももし恐かったら、私の近くにおいで」

                  それを聞いた殿は私がまだ椅子の近くでしゃがんでいるにもかかわらず、さっさと電源が入っているPCの隣の指定席に行き、横たわった。

                  ニンゲンの言葉なんてそんなに違わないだろうと思っていたけど、殿には英語の方が理解しやすいのか!それなら今後は英語で話しかけるかなぁ…
                  カテゴリ:ネコ猫ねこ | 01:33 | comments(0) | - | - |
                  猫らしさ
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                    今まで気がつかなかったが、甥が来てから殿がとても猫らしいと感じるようになった。
                    写真や動画で見る典型的な猫のしぐさだったり、行動様式だったり。

                    なぜ今まで気がつかなかったのだろう、と考えてみた。
                    一つには私が主体になって猫と遊んだり、食べさせたりしていて、客観的に殿が誰かと遊んだり食事をしたりする様子をあまり目にしなかったからだろう。

                    もう一つは、今まで慣れ親しんでいた生活に変化が出たことで、殿の行動そのものが変化して、ネットやテレビで見るような猫の本能的、主にテリトリー意識が表面に出て来たのではないだろうか。

                    例えば、昼間は時間がなくてできなかったことを夜になって一人、机に向かってやっているとそっと隣に来てくれたり、他の誰よりもまず私のところに来てくれたり。
                    おかげで殿がいかに私を好きでいてくれているかが実感できて、嬉しい。

                    家を空ける時間が多いけど、遊んだり、コミュニケーションの時間はしっかりととって絆を深めていきたい。殿、愛してるよ♪
                    カテゴリ:ネコ猫ねこ | 05:41 | comments(0) | - | - |
                    甘口カレー
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                      日本から夏休みの甥が一人で遊びに来た。御両親に持たされた、たくさんのお土産の中にカレールーが入っていた。 それも、辛党二人の生活だったら絶対に手を出さない甘口。

                      甥ももう16歳だし、具材を炒める時にでもスパイス  を足そうと思っていたが、ついうっかりしてしまい、思い出したのは「いただきます」と言った後。

                      甘いだろうな、と覚悟を決めて食べてみたが、それほど違和感なくいただけた。しいて言えば、後口に期待していたパンチがない。

                      一方、お昼に私の頼んだちょっと辛いものを一口食べた甥は「食べた後にかすかに辛さが残る」と大人びた表現をした。

                      おかずにおける、甘口とか辛口とかは食べ物を飲み込んだ後のかすかな余韻を楽しむ程度で十分なのかもしれない。
                      甘口カレーは思いがけず美味しくてつい食べ過ぎてしまったけれど、でも、自分で買うなら甘口はないかな、うん。
                      カテゴリ:ネコ猫ねこ | 04:39 | comments(0) | - | - |
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