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きいろいゾウ
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    稲垣吾郎がジャニーズ事務所を離れてから、変わったことといえば、作家たちとの「共演」が多くなったことじゃないかと思う。「ゴロウデラックス」はなかなか見る機会がないけれど、昔から好きな番組で、よく見ていたこともあり、若手作家たちと吾郎さんが懇意にしているのを微笑ましく思っていた。

    作家たちの中でも特に社交的なのがテヘラン生まれの西加奈子らしい。愛猫家の彼女の元に作家仲間が集まって食事会をしたり、お花見をしたりしているそうだ。そこに吾郎さんも違和感なく交っているのが目に見えるようだ。って特番で見てるな。

    その西加奈子の「色」シリーズの一つが「きいろいゾウ」 である。

    これは宮崎あおいと向井理で映画化されている 

    ツマ(妻利愛子)の見た日常をムコ(無辜歩)が記録している二部形式。それぞれ一人称。プラス、ムコさんの日記じゃない部分と、絵本の童話の部分。童話はそれぞれの章の間に挟まっている。ただ、この童話(?)は漢字こそ少ないけど、語彙が難しく、一体何歳の子供を対象にしたお話なのか、はっきりしない。カタカナの使い方が面白い。

    「最近私は一人になることをずいぶんおろそかにしてる。敬遠してるといえばいいのか。」(P.184)
    最近どころか、もっと長く、何年単位で一人になることをおろそかにしている。むしろ恐れているとでもいうべきか。だから、少しずつ自分と二人きりになる練習をしている。

    解説(P.488)から
    「謎解き」はミステリーの専売特許のように思われているかもしれないが、そうではない。いい小説には、必ず「謎」が用意されていて、読者を物語の中に誘う。読者は「謎」を通じて、著者と一種の共犯関係を結ぶ。
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