姫のシュアーフィーダー

  • 2019.09.27 Friday
  • 15:25
この夏の断捨離で手を付けなかった部屋がある。日本語の本が壁二面にわたってびっしり詰まっている部屋だ。
本棚の一角には段ボールに入れたネコ関連のグッズがある。
その段ボールの中身を覗いた時、不意に姫の思い出の品が出てきた。

それがこのシュアーフィーダー。
マイクロチップでふたが開閉する給仕機で、食いしん坊の殿から姫のご飯を守るために購入したものだった。が、結局、そんなの殿の本気の食欲と姫の殿への愛情の前では人間の知恵なんてなすすべがなく、深夜を中心に何度も「食堂破り」が行われたものだ。フィーダーのふたが半開きの状態で止まっているのがその証拠。
姫のマイクロチップでしか開閉しないのだが、姫の食事中に殿が頭を突っ込み、その後に姫がその場を去ると、姫のマイクロチップに反応してふたが閉まりかけるのだが、殿という「じゃま」が入るのでふたはしまらず、半開きのままで止まる。だから殿は残りのご飯を食べ放題。
人間も知恵を絞ってあれこれやってみたが、殿の本気の前にはなすすべがなかった。それ以来、猫が本気を出して不可能はないと思うに至った。

このシュアーフィーダーのボウルやマットはグレイが標準装備だが、別な色もある 写真はブルーだが、ピンクもある。

イギリスには日本未発売の緑もある。

姫は首にマイクロチップが入っていたが、獣医によってはお尻近くに入れるケースもあるので、そういう猫にはこの「カギ」を首輪につけると起動する。これは追加用で本体にもついてくる。

このフィーダーは姫の思い出の品で、とてもすぐに処分できなかったが、かといって見えるところにあると涙が止まらなかったので、段ボールの下の方にしまい込んだのだった。今はこれを見てもちょっと悲しいだけで、涙があふれて困るわけではないし、見るたびに姫を思い出してうれしい気持ちになるから、こうやってしまい込まずに、殿にも使ってもらおうかな。

しかし彼は一人っ子だし、出したら一気に全部食べるので、ふたなんていらないのだけど。

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  • 2020.05.26 Tuesday
  • 15:25
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