本「最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか」

  • 2020.06.30 Tuesday
  • 00:51
弟からもらった本「最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか」。原題のタイトルは「Inviting Disaster」なので「災害を呼び込む」とでも訳そうか。

かなりしっかりとした単行本だし  内容が内容なので、なかなか手に取る勇気がなかったのだが、しばらく飛行機にも乗らず、スタジアムにも行けなさそうな今こそチャンス!と読み始めた。

この本を読んで何度も思いうかべたのが2011年の東日本大震災。続編、もしくは大胆な加筆修正版が発行されるとすれば間違いなく、福島第一原子力発電所は追加されるだろうし、もしかしたら津波に飲まれたときの生還しやすいコツなども調査されるかもしれない。


「お役所的な目標達成を第一とするあまり、大きくなりつつある問題があっても都合のいいように解釈してしまう体質におちいっていて、そのため事態を悪化させた。」P.99

「『疑ってない』とは、知る必要のあることはすべて知っていると確信し、なにごとも不調にはおちいらないと信じているような人間のことだ。疑いをもたないこと自体、なにも知らないことと同じぐらい危険である。」P.146

「われわれは異常事態に備えているふりをするだけのことが多い。その後に起こるできごとはみな単純、あるいは都合のよいものばかり、という前提に立っているのだ。」P.173

「災害対策は、組織からすれば費用がかかりすぎたり、めんどうだったり、生産性を阻害するという理由で、無視しようとする傾向があることを、われわれは見てきた。」P.201

「わたしがいいたいのは、マシンのせいでわれわれが立ち往生させられ、破滅寸前に追いこまれたときには、痛みには目をつぶって捨て身の手法を試みるべきだ、とういことである。数多くの生存実話から、スタミナと生きることへの執着心が大きく作用するということがわかる。」P.422


決してあきらめてはいけないのだ。
それは自分が設計・施工・運転者の立場であっても、乗客乗員の立場であっても。とはいえ、3.11以前は津波に飲まれたら、絶対に生還なんてできないと思っていたから、思っている以上に生命力強くないかもしれない。根性もないからなぁ…いやいや、根性がなければ、知識で補えばいいのさ。パラシュートがなくて高度60メートル以上の上空から落下して助かった人は何十人もいるし、水深50メートルの潜水艦用脱出カプセルから酸素タンク無しで海面にたどり着ける。

「命ある限りけっしてあきらめてはいけないのだ。」P.423

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  • 2020.07.08 Wednesday
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